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2020年3月22日日曜日

37歳だね。




てっちゃん、37歳になりました。
…なってたはずでした。


きっと、絶対、

あの頃より研究者として活躍して、

男性として成熟して、

夫婦として深さを増せていたと思う。


てっちゃんがいないてっちゃんの誕生日も、もう5回目。

毎年思う。

「おめでとう」っていうのも、なんか違う気がして…
でも、何も言わずに何もせずに過ごすのもできなくて…

結局毎年ケーキを(本人は甘いもの好きじゃないのに)買ってみる…
“Happy birthday”のプレートをつけて。


本当は何かプレゼントを選んであげたいけど、それはもうしない。
もう、渡すことは「できない」ということだけは、受け入れなきゃいけない気がするから。


コロナのことは他人事じゃない。

“ウィルス”が臓器を犯し、
“急激に”命を脅かす事態になっていることは、まさにてっちゃんに起こったことだから。

でもやっぱり、今回のニュースを見てて改めて思う。

あのとき、てっちゃんやっぱり疲れがたまってたり、免疫が落ちぎみだったのかな…
平日めいっぱい仕事して疲れてたのに、土日も出掛けたいって無理させちゃってたからかな…

そんなことを思っちゃう。



少し心が乱れやすくなっていた最近。
大事な人が、また私から離れていく。

偶然なのか、
私に原因があるのか、
相手に原因があるのか…


そういうことにものすごく心細さや喪失感を感じてる自分がいることに、
情けなくなるけど、
でもこれは、どうしようもない。


そんな中で変わらずに動いている世界、周りの人たち、
それに苛立ちそうになっている一方、
そういう現実が自分の心を諦めさせてくれて、ある意味助けになっているのかも…と思う。


てっちゃんのことを話してたのに、逸れちゃった。


年々早まる桜の開花。

いつの間にかてっちゃんの誕生日を祝う時期に咲くようになった。


チャールストンの樹も若葉がついたって。
さすが、暖かいんだな。


てっちゃん、今日も明日も想ってるよ。