てっちゃんが私のために何度も言ってくれていた言葉… 32歳、急性リンパ球性心筋炎で、具合を悪くしてたったの5日で逝ってしまったてっちゃん。最後、彼と何も話せなかった。 頭の中をグルグルする滅茶苦茶な想いを、とにかく吐きだしてみようかと思う。 <The title of this blog is the words My husband, Tetsuya often said to me...He was only 32 years old, passed away due to acute lymphocytic myocarditis. I could not talk with him enough after he felt sick. I will just write out my feeling and emotion that are stucking in my mind everyday.>
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2018年8月22日水曜日
奇跡を探せれば…
てっちゃんへ
今日は、あの日を彷彿させるぐらいまた暑い一日でした。
あれがたった3年前のこととは思えないほど、
その後に起こったことが多すぎ(重すぎ)たからか、
あの日がものすごく前のことのように感じるよ。
てっちゃんはどう?
結婚式が終わると、「できればもう一回やりたい」って思う人が多いってよく聞くけど、
てっちゃんは「一回で十分だわ」って言ってたね。
準備が大変で、そのバタバタ感とか、当日もいろいろ段取りとかを考えながら気を張って過ごしてたからかな…?
あのときは、
そのてっちゃんの「一回で十分」が少しネガティブな意味に聞こえて残念だったけど、
でも今は私も同じように「あの一回で十分」って思ってる。
どう願ったって、もう一回はできないけど、
でもあの一日が本当に大切で、宝物で、
あの一日に、
あの一日を作ってくれたてっちゃんに、家族に、友達に、式場のスタッフの人たちに、お祝いしてくれた人たちに、
心から感謝してる。
もしかしたら正確には、
結婚式をもう一回するなんてことが叶うチャンスがあり得たとしたら、
そんなチャンスはいらないから、
ただ、てっちゃんと隣にいられるチャンスをくださいってことなのかな。
それが本音かな。
アメリカにいた頃の私たちの勝手な将来プランでは、
今年はもう日本にいたかもしれないから、
今日は二人で飲みに行ってたかな。
平日だし、いつも通り遅くまで研究で、お祝いは前倒しか持越しだったかな。
今でもずっと、
いつかてっちゃんが何かの形で、
私に「声」を届けてくれる瞬間があるはず、と信じて、
毎日何度も、その「声」を探してます。
今見てるドラマがあってね、
パパを亡くした娘と、夫を亡くした妻の人生の話なんだけどね、
そのパパが亡くなった後に、その娘が
「小さな奇跡はいっぱいあるよ 毎日それ見つけていけば、それでいいんだよ」
ってパパが言ってるんじゃないかってセリフがあったの。
その通りだなって思ってね。
それしかできないからなんだけど、
でも日々起こるちょっとしたことを奇跡だと感じながら、
それをてっちゃんからの贈り物だと考えながら過ごしていく、
私も「小さな奇跡を毎日探してる…」って、
それでいいんだって、
そう思ったんだ。
てっちゃんの「声」とは違うかもだけど、
てっちゃんが届けてくれてる、作ってくれてる「奇跡」。
って、なんかきれいっぽいこと、前向きっぽいこと書いてみたけど、
やっぱり本当は
てっちゃんと、あーでもないこーでもないって、今日何があった、明日はこんなことがあるって、
そんな当然の、なんてことない話がしたいよ。
それだけだよ。
また書くね。
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