てっちゃんが私のために何度も言ってくれていた言葉… 32歳、急性リンパ球性心筋炎で、具合を悪くしてたったの5日で逝ってしまったてっちゃん。最後、彼と何も話せなかった。 頭の中をグルグルする滅茶苦茶な想いを、とにかく吐きだしてみようかと思う。 <The title of this blog is the words My husband, Tetsuya often said to me...He was only 32 years old, passed away due to acute lymphocytic myocarditis. I could not talk with him enough after he felt sick. I will just write out my feeling and emotion that are stucking in my mind everyday.>
Translate
2018年9月17日月曜日
対する人の奥の部分
また一人、素敵な女優さんがこの世から旅立ってしまった。
異色で、個性的で、実力派、面白くて、たくましい…
別世界の人なんだけど、どこかホッとするような親しみやすさもある…
数ヵ月前に映画を見て、
その演技の素晴らしさと、こぼれ出る人間性の大きさに、
改めてすごいなー、好きだなーと感じた矢先だったのに。
家族関係の難しさや、病気と闘って、
その家族や病気と一緒に生き抜いて、
何をおもって、どう人生の幕をおろしたんだろう、
家族はどんな思いだろう、
と思う。
さっき見たニュース番組で、彼女の半生を振り返っていて、
彼女が以前、突然左目を失明したときの記者会見の映像が流れた。
「絶望です」
そう言ったあとに、
「でも、今まで見えなかった、いろんな人の奥の部分が見えるようになるチャンスかもしれない」
って、そう言って、
「対する人の、表に見えない部分がちゃんと見える人になれるかな。なれたらいいな。なれなかったらごめんなさい。」
そんなふうに(一言一句あってはいないかもだけど)言ってた。
片目が見えなくなってしまったのに、
見えるものが増えるようになるかもしれない、
ってそう言った彼女。
そこに、どれだけの戸惑いや不安や葛藤があっただろう…
「絶望です」の想いを、どれだけ強く抑え込んでいたんだろう…
きっと、それまでの人生でも、
私なんかが想像できる以上の苦境があって、
その度に自分の心を訓練してきたんだろうから、
と、そう思ってはみるものの、
なんか心が動かされた。
私にもできるかな…
私だから見えるかもしれない、対する人の奥にある悲しみや苦しみを感じ取って、寄り添ってあげること。
なれたらいいな。なれなかったらごめんなさい。
そう思って、今の仕事をやってみてる。
今すぐじゃなくても、いつか。
登録:
投稿 (Atom)